Q2 軟弱地盤って、どうやって判断しているの?

Professional Answer! 地盤の強さは、調査データだけでなく、
多様な方法を駆使することで、
総合的に判断します。
地盤の強さは、地盤調査で得たデータだけでは判断することができません。一般的には、地質図や古地図、土地条件図や航空写真といった資料に加え、家屋の傾きや亀裂、ブロック塀のたわみなどの周辺状況を確認した結果から、その強さを検証します。
しかし、さらに詳細な地盤評価を行うためには、高精度の地盤調査方法「SDS®試験」や、調査・解析を通じて蓄積したデータベースなど、長年に渡り培われた技術やノウハウが必要となってきます。
もし弱い地盤だと判明した場合、そのまま家を建てると「不同沈下(ふどうちんか)」のリスクが高まります。不同沈下とは、弱い地盤が住宅の重さに耐えきれず、不均等に沈んでしまう現象のことです。建物に亀裂が入ったり、ドアが開かなくなったり、あるいは身体にめまいや肩こりといった症状が出るなど、様々な悪影響をもたらします。
だからこそ、そうした事態を防ぐために、軟弱な地盤には補強工事が必要です。最も一般的なのは、杭状地盤補強という工法です。地盤改良杭を強い地盤まで届かせることで家をしっかりと支えます。
地盤補強は安心の住まいづくりにとって欠かせないものです。地盤に興味を持ち、正しい知識を身につけていくことが、命を守ることにつながります。

ジャパンホームシールド株式会社技術統括部 
地盤技術研究所 所長


地盤品質判定士 小尾 英彰

地盤の変形に関する調査資料
調査データのグラフから分かること