Q8 築20年のわが家。ちゃんと地震に耐えられる?

Professional Answer! 2000年までに着工した住宅では、
地盤や耐力壁のバランスなどに、
問題を抱えている可能性があります。
今、築20年であるということは、建てられたのは1997年頃と仮定できます。建築基準法の観点から言うと、1981年の「新耐震基準」が適用されている住宅です。新耐震基準とは、簡単に説明すると、大地震が起きたとき人命に関わる甚大な被害を出さないよう定められた耐震基準のことです。
しかし、2000年になると、建築基準法の改正に加え、欠陥住宅対策として「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」が施行されました。この年を境に、住宅建築における地盤調査が事実上義務化されただけでなく、柱の足元・頭部分などの引き抜き防止や、耐力壁のバランス計算などが必要となったのです。
それらを踏まえると、結論として、今回のケースである1997年頃に建てられた住宅では最新の耐震基準が適用されていないことから、地盤、柱などの接合部、そして耐力壁のバランスなどに問題がある可能性が高い、と言うことができます。
そのため、まずは専門家による耐震診断を受けるべきでしょう。必要があれば耐震補強を施し、しっかりと地震に備えてください。

ジャパンホームシールド株式会社 取締役 
技術統括部長


一級建築士 1級建築施工管理技士 
宅地建物取引士 
石井 洋一

耐震診断所サンプル