地盤の品質

SDS試験の開発

SDS試験(スクリュードライバーサウンディング試験)は、ジャパンホームシールドが地盤事故ゼロを目指して開発に携わり、特許を有する地盤調査方法です。

従来の「スクリューウエイトサウンディング試験」では判定できない「土質」を高精度に分析できる画期的な地盤調査方法として、2010年よりSDS試験を提供してきました。

ローコストで高精度な土質判別ができ、2010年の提供開始以来、同試験を用いた地盤調査数は60万棟に達しています。

品質への取り組み

品質向上の3つのポイント

JHSグループは品質マネジメントを安全・安心なくらしを提供するための最重要事項と位置づけています。お客様や現場の声に真摯に耳を傾け、外部団体や研究機関とともに業界の品質向上に取り組んでいます。

ジャパンホームシールドでは、確かな品質でより良い暮らしを届けたい、というコアとなる考え方を元に、ソリューションを提供するだけでなく、お客様の声を元に品質向上へ取り組み、さらに新しいソリューリョンを提供する、といった改善活動に取り組んでいます。

お客様の声

  • アンケート(施主様・居住者様・事業者様)
  • 市場調査

品質向上の3つのポイント

ジャパンホームシールドグループの品質向上の3つのポイントは、システム、人、技術です。

システム導入による不正行為やエラーの防止、協力会社を含めた人材育成、技術研究という3つの観点で継続的な品質向上に努めています。

一気通貫のソリューション提供で品質を担保

ジャパンホームシールドでは、一気通貫したサービス提供を行っています。住宅会社の設計フェーズでは地盤解析・補償を、建築竣工フェーズでは品質検査を、売買フェーズではインスペクションサービスを、といった形で、住宅に関わるどのフェーズでもソリューションを提供しています。

地盤調査から建物検査まで、一気通貫でソリューションを提供。安全・安心なくらしを支えます。

GeoWeb System

地盤調査・改良工事・建物検査におけるデータ改ざんやヒューマンエラーを排除するシステムを導入しています。

GeoWeb Systemの仕組み

GeoWeb Systemとは、計測値を人の手を介さず即座にデータ化し、スマートフォンで暗号化し調査データや写真をサーバに転送、ジャパンホームシールドに共有する、という仕組みです。
  • GeoWeb Systemはジオサイン株式会社の住宅地盤第三者認証システムです。ジャパンホームシールドは2016年にジオサイン株式会社と資本業務提携し、本システムを導入しました。
  • GeoWeb Systemの2023年1月現在の導入率は95%です。

地盤解析システム

地盤のビックデータを搭載した独自の基幹システムが、データ偽装などの不正なデータを検知します。

偽装疑いのあるデータの
自動検知機能

生データと報告書の
整合チェック

地盤解析時の近隣データとの
地形整合確認

JHS協力会社やJHSグループは、全国住宅技術品質協会に参画しています。全国技術品質協会では、行政や関連団体、学識経験者と連携し、業界全体の品質向上に貢献しています。

外部団体との連携による品質への取り組み

ジャパンホームシールドは、住宅関連企業約400社で構成する「一般社団法人 全国住宅技術品質協会」に参画し、住宅品質の向上・住宅業界の課題解決を目指し、研修・啓発活動等様々な活動を積極的に行っています。

ジャパンホームシールドの地盤調査・工事は同協会が実施する、資格試験を合格した有資格者が行います。同協会とともに現場品質および応対品質の向上に努めています。

会議の様子

建物の品質

施工品質向上と現場監督育成のイメージ画像

施工品質向上と現場監督育成

施工品質管理における重点10工程の検査項目については、現場の担当者任せにならない明確なチェック体制を構築。ジャパンホームシールドが第三者機関として検査を行い、写真付きの報告書にまとめます。

ジャパンホームシールドが検査を行うことで現場の施工品質を向上させつつ、検査実施を行う人手不足の解消にもつながっています。

また、検査には現場監督が常に立ち会うため、重要箇所を『見る目』が養われ、高品質な施工を行える現場監督へと育成されていきます。

施工品質管理における重点10工程の検査項目
1,基礎配筋検査 2,基礎立上り検査 3,土台・配管検査 4,屋根下地検査 5,構造検査 6,サッシ取付検査 7,防水検査 8,断熱検査 9,外部完了検査 10,木工事完了検査

検査結果のデータから 人別・エリア別に点数を見える化

監督別・エリア別の分析レポート

一定数の建物品質検査を実施後、蓄積したデータから、当社の専任スタッフが人別・エリア別の分析レポートを作成し、考察と今後の改善点を報告書にまとめることで、個々の検査での指摘だけでなく、統計的な傾向をお知らせします。

検査結果と併せて、目の届きづらい現場の品質管理や、施工不良箇所の見える化・品質の改善をお手伝いします。