長期化する雨漏り問題!確実に補修するためには?

住宅のトラブルの中でも
特に被害が大きい「雨漏り」

住まいも「いきもの」ですから、年数が経ってくるといろいろとトラブルが発生することがあります。

その中でも特に被害が大きく、修繕にも手間がかかるのが「雨漏り」です。知らない間に被害が広がっていて、雨漏りと気づいた時には家具や建具を痛めていたり、柱などを腐らせる原因になったり、またいったいどこを修理すれば直るのかもわかりづらかったりします。住宅の性能も上がってきているのですが、雨漏りの被害は依然多く、例えば国土交通省の調査では、中古住宅の保険金支払いが完了した事故の部位は、雨水の浸入を防止する部分が大部分を占め、既存住宅かし保険を利用した被害のうち、実に8割以上は雨漏りによる被害というデータもでています。

2号保険:既存住宅等に係る瑕疵担保責任の履行を確保するための任意保険 ※住宅瑕疵担保履行法第19条第2号に基づく保険をいう。
※平成30年3月までの累積
出典元:国土交通省 保険事故の発生状況や
保険事故の支払い状況について「保険事故の発生部位」資料より

雨漏りの原因と被害の種類

主な原因箇所とは

雨漏りは「雨水がどこから入っているのか」を特定することが難しいため、修理しても再度雨漏りが発生し結果的に何回も補修工事を繰り返すことになる「雨漏りの長期化」という悪循環に陥ることが多くなっています。なぜこのようなことが起こるのかというと、雨水は様々な箇所から同時に浸入していることも多く、一つを特定し修繕してもまた別の箇所から雨漏りが起こることがあるからです。このような事態になると、ただでさえ雨漏りが発生して不安が募る中、さらに手間とストレスと、なにより工事費用が多大に発生することになります。

雨水の浸入箇所は屋根瓦のひび割れなど、屋根の経年劣化だけと一般的には思われがちですが、実際にはサッシと外壁との取り合い、給排水管の隙間、外壁のひび割れやシーリング、コーキングの破断、換気口、バルコニーのドレーン周りなど、実に様々なところから浸入し、さらに家の中で複雑な経路をたどって、思わぬところから漏水が発生したりします。原因となる箇所と、室内に雨漏りが出たところは近くでないこともあるため、いったいどこから雨水が入ってきているのか、しっかりと特定することが重要です。


ジャパンホームシールドの雨漏り調査とは

木造戸建て・鉄骨造戸建てに対応します。レインボービューシステムという技術を用い、特殊なライトを当てると発光する7色の専用調査液を使うことで、一般的な散水試験では分かりづらい雨水の浸入箇所とその経路を特定でき、複合的な雨漏りの原因も明確にすることができます。ピンポイントかつ低コストの補修で、効果的に雨漏りを解決できる上に、天候を選ばず調査が可能なので、原因がわからず繰り返す雨漏りや、「一回の調査で絶対に雨漏りを止めたい」というお客様に好評です。

この7色に光って雨水の浸入口、浸入経路を特定する工法は、紫外線を当てると発光する7色の専用調査液を使用し、散水試験にて雨漏りを再現し、原因箇所のあたりをつけた上で、これらを外壁や屋根から流し込み、雨水の浸入箇所を特定します。発光と発色で目に見えづらい水の動きを可視化し、微量の雨水も見逃しません。また、複数色を使えることで、複合的な原因特定も可能です。検査液の見た目は無色透明で、建物を傷めることも色がつくこともなく、人体にも安全な調査となっています。

  • 調査液「レインボービュー」※7色すべて使用しないケースもございます。
  • 紫外線照射器を当てると検査液が発光し、
    雨水の浸入口と経路が特定できます。

雨漏り調査の流れ

1漏水状況を把握
お客様からの聞き取り・ヒアリングシートの記入と必要書類をお送り頂きます。調査精度を確保するために調査計画を立てます。該当物件の外観写真を使用します。物件立地状況を確認し、漏水箇所面を写真等で事前に把握し、足場を使う、高所作業車を使うかなど散水方法を検討します。そもそもそれらが設置できるのか、隣地との距離を確認もおこないます。
平面/立面図での確認も行い、綿密に散水調査の流れを組み立てていきます。
2状況把握後、お見積提出
3ご依頼書受領、日程調整
日程調整にはご依頼後1週間前後をいただいております。
4散水調査実施:漏水箇所を再現
外部から散水し、雨天時の雨漏り現象(漏水)を再現)します。これにより、雨漏り時の状況を把握します。雨天状況によって、降水量や風の強さも異なりますので、具体的な状況把握が必要です。これによりおおよその原因箇所の目処をつけます。
5雨水の浸入口と経路を特定
原因と思われる箇所に、調査液を散水します。紫外線照射器を当てると、検査液が発光し、色を見るだけで雨水の浸入口と経路が特定できます。またサーモグラフィ検査を併用する場合もあります。❹と❺の調査をあわせて、通常1〜2日間かかります。※足場設置期間は除く
  • 複数色使うことで複合要因も見抜く
  • サーモグラフィ検査
6調査報告書の提出
調査から10日~2週間程度で原因を特定し、調査結果を分かりやすく報告いたします。

調査費用について

当調査は原因が特定しづらく何度も繰り返す雨漏りに対して調査をおこなうので、症状や特定方法を相談しながら、お見積もりを作成しています。(都度見積りとなります。補修費用は別途かかります。)

※原因が明らかな場合については工務店などに依頼されてもよろしいかと思います。

まとめ

  • 雨漏りの確実な補修には、雨水の浸入口の特定が肝要繰り返す雨漏りは、複合的な原因となっていることが多いので、複数の原因を特定できる調査方法を取ることが、確実な補修へと繋がります。

参考:ジャパンホームシールド
「雨漏り調査・補修」

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