地盤調査データ偽装防止への取り組み
先日、四国エリアの地盤調査会社によるデータ偽装問題が新聞などで報じられました。
弊社では、このような不正行為の防止策として、以前より「GeoWeb System※」を導入しています。
※「GeoWeb System」とは、現場とオフィスで地盤調査データを共有し、ヒューマンエラーや不正行為を防止するシステムです。
不正行為を防ぐ対策について
さらに、 GeoWeb Systemのほかにも、地盤調査を委託するすべての会社に対して地盤調査基準を徹底し、地盤調査の品質向上への取り組みを続けています。
1. 住宅地盤第三者認証システム「GeoWebSystem」の普及促進
2. 地盤調査時の生データまたは記録されるレシートの提出義務
3. 偽装疑いのあるデータの自動検知機能
4. システムによる生データと報告書データの整合チェック
5. 地盤調査会社への教育指導、地盤調査員資格制度の運用
6. 地盤解析時の近隣データとの地形整合確認
上記の対策により、データ偽装等の不正行為を行えない体制、万が一不正行為があった場合にもお客様の手元に届く前に未然防止できる体制を構築しております。
GeoWeb Systemの普及について
住宅地盤第三者認証システム「GeoWebSystem」は、地盤調査や地盤補強工事の位置データ・画像データ・調査データ・各施工データを Web 上にアップし、リアルタイムで「電子認証」を行い、不正な入力や改ざんを防止するシステムです。
弊社 は 2016 年にジオサイン株式会社と資本業務提携し、本システムを導入。2021 年 8 月時点で 弊社の調査物件の 91%に導入しています。
GeoWeb mobileでは、地盤調査機から出力される生データをスマートフォン画面に表示し、現場ですぐにデータ確認ができます。
弊社は今後も地盤調査業界のさらなる品質向上に取り組んでまいります。
JHS LIBRARY 編集部
最新記事 by JHS LIBRARY 編集部 (全て見る)
- AIによる外壁クラック画像診断技術が特許を取得 - 2022年11月9日
- 小学生防災プロジェクト「触れて、学ぶ防災!光るどろだんご教室」始動 - 2022年9月1日
- 住む場所を決める上で検討すべきは「自然災害のリスク」で「費用」「利便性」を抑える結果に。 - 2022年5月18日