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地盤改良工事の全工程を見える化
『B-STR(ビー・ストラ)管理システム』サービス提供を開始
~独自のクラウドネットワークシステムでミスや不正を防止~

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戸建住宅の地盤調査・構造設計・建物検査を手掛けるジャパンホームシールド株式会社(所在地:東京都墨田区、代表取締役:斉藤 武司)は、構造計算に基づく基礎応力検討による改良杭配置の設計と、独自のクラウドネットワークシステムによる施工管理を取り入れた「B-STR(ビー・ストラ)管理システム」によるサービスの提供を、2017年7月11日より住宅事業者様向けに開始します。

近年、地盤改良杭の施工データ偽装問題などで、可視化できない建物基礎や地盤の強度等の重要性が改めて認識されています。この度サービスを開始する「B-STR 管理システム」は、基礎設計から地盤改良工事まで全ての工程を「見える化」。安心して暮らせる住宅づくりをサポートします。さらに、一定の条件を満たした場合、一般財団法人 ベターリビングの建設技術審査証明の適用が可能です(BL 審査証明-023、技術名称:複合地盤補強工法設計・施工運用システム)。

1.構造計算に基づく基礎と地盤の一体設計

地盤調査により地盤が軟弱だと判明した場合、改良杭等を用いて地盤改良工事を行います。一般的な杭工事では、建物の構造にかかわらず一定間隔で杭を配置していますが、「B-STR 管理システム」では、建物荷重を計算し、基礎が負担する荷重を算出。その上で、基礎の構造計算を行い、最適な改良杭の位置・本数・長さを設計します。

2.見える化された安心の工事管理

設計で決められた杭の配置に基づき、地盤改良工事までトータルにサポートします。下記のシステムにより、各工程を可視化することでミスや不正の発生を防ぎます。

  1. 品質が担保できる認定施工会社による工事
  2. クラウドネットワークシステム(Geo-Web)を活用して地盤改良工事の状況を現場から直接 Web 上にアップロードし、不正入力や改ざんを防止
  3. 複合地盤補強工法設計・施工運用システムを適用した場合、第三者機関による定期的な運用審査によって公正さを確保
詳細は上記の通り
<クラウドネットワークを活用>

ジャパンホームシールドは今後も、高度な技術と専門知識を社会に活かすとともに、世界中の人々の豊かで快適な住生活の未来に貢献していきます。

参考資料- サービス概要

サービス名:「B-STR(ビー・ストラ)管理システム」

B-STRとは、基礎(BASE)と杭工事の設計を構造計算(STRUCTURAL DESIGN)により最適設計するシステムです。

特徴

構造計算に基づく基礎応力検討による改良杭配置の設計を行い、独自のクラウドネットワークシステムによる施工管理を取り入れた地盤改良工事をご提供するサービスです。設計に際しては、一律に改良杭を配置するのではなく、基礎が負担する建物荷重を算出した上で、基礎の構造計算に基づき、最適な改良杭の位置・本数・長さを設計。地盤条件によって地盤の反力を加味し、設計を行います。また、地盤改良工事では、クラウドネットワークシステムによるチェックを活用し、ミスや不正を防いで安心の住まいづくりをサポートします。さらに、一定の条件を満たした場合、複合地盤補強工法設計・施工運用システムの適用が可能です(一般財団法人ベターリビング 建設技術審査証明-023)。この運用システムは定期的に第三者機関による審査を義務付けられているため、システムの公正さが保たれます。

一般的な杭の配列→荷重の負担に合わせて適切に改良杭を配置

販売開始日:2017年7月11日

販売地域:全国

販売対象:住宅事業者様

詳細はキャプションの通り
<構造計算に基づき改良杭を配置(イメージ)>
詳細はキャプションの通り
<技術審査証明書>