地盤の技術

海外・国内共同研究

ジャパンホームシールドの、国内外の建築関連大学との研究についてご紹介します。

2013年4月にはニュージーランドのオークランド大学と、ニュージーランドの地盤メカニズムにおける研究を共同で行う契約を締結しました。

タイのカセサート大学やマレーシア工科大学とも契約を締結し、地盤液状化、地盤の支持力、土質など、各国のニーズに合わせて共同研究を行いました。

近年では米国のボストン大学・神戸大学と地盤に関わるマーケティングの共同研究を行いました。

アメリカ、ニュージーランド、タイ、アレーシアが赤くハイライトされた世界地図
  • ニュージーランド オークランド大学
  • タイ カセサート大学
  • マレーシア マレーシア工科大学
  • アメリカ合衆国 ボストン大学
地盤技術研究所のメンバーたち

地盤技術研究所

地盤沈下事故をなくし、より安全で経済的な地盤対策を提供することを目的として設立された研究開発専門チーム。

沈下事故の原因分析、調査方法の研究、解析方法の研究、全国の地域土質の研究など、あらゆる地盤の問題に対応できるよう日々研究を重ねています。

地盤工学会の参加と論文発表の様子

地盤工学会の参加と論文発表

自然災害から人の暮らしを守り、社会・経済活動を支える基盤をつくるとともに、良質な生活空間を実現するため、土木技術はその中心的な役割を果たしています。この土木技術を学問として体系的に支えているのが土木工学です。

ジャパンホームシールドは、国内有数の工学系団体である地盤工学会の会員です。地盤にかかわる研究成果のうち公知すべき内容は、積極的に発表会などで公開をしています。

建物の技術

現在

外壁のクラックに定規を当てている写真
専用の定規を当てて
目視で計測

今後

外壁のクラックをスマートフォンで撮影している写真
スマホで撮影
AIが解析

AIによる外壁クラック画像診断

戸建て中古住宅の建物検査時、外壁などに関する検査の精緻化・標準化・効率化を目的とし、AI(人工知能)による外壁クラック画像診断システムを協働開発し特許を取得しました。

中古住宅の外壁の状況を合理的に説明する手段のひとつとして、中古住宅流通市場の活性化に資することが期待されます。

論文のサムネイル

日本建築学会への参加と論文発表

ジャパンホームシールドは建築に関する学術・技術・芸術の進歩発達を目的とする学術団体である日本建築学会の会員です。特に建築学のなかでも住宅地盤分野について多くの研究発表を行っており、近年は大学との共同研究発表も盛んに行っています。

デジタルソリューション

豊富なデータを基にした技術開発

過去30年の実績のなかで蓄積してきた豊富な各種データを用い、AIやビックデータ分析など様々なデジタル技術と、ジャパンホームシールドならではの人の力を掛け合わせて、新しいビジネスモデルや新規事業を立ち上げるプロジェクトが始まっています。

DXの枠にとらわれず、ジャパンホームシールドの強みと特徴を生かした新たなデジタルソリューションを多方面で開発していきます。

ジャパンホームシールドは、AIやビッグデータ分析などのデジタル技術と、いままで蓄積してきた地盤データや調査・点検データ及びオープンデータなどのデジタルデータ、更にはJHSの営業、販売ネットワークや地盤、検査の技術力を融合し、新しいビジネスモデル、新事業、新製品、新サービスを生み出します。
地盤調査 INNOVATIONの画面

月面でもできる地盤調査方法の研究

JAXAが、ジャパンホームシールド独自開発のSDS試験の土質推定理論を、月面地盤調査へ応用する可能性について検討しました。
今後の共同研究の成果の実業化や、宇宙実証化研究への展開が期待されます。

データをもとに土質を判別するAI

人による判断のばらつきの解消を目的とし、SDS調査データから土質を自動判別するAIを自社開発し、特許も取得しました。
的中率97%の正確さを保っており、技術者の経験による差を補う期待の技術として、さらなる開発が進められています。