2019.10.03住宅会社リポート

早稲田ハウスさん|住めば住むほど元気に「健康住宅専門店」

早稲田ハウス社長

早稲田ハウス 代表取締役社長 金光容徳さん

 

「人生で一番高いコストは“健康”」。早稲田ハウスの金光容徳社長は強調します。家づくりを通して、住んでいる人の健康を追求する同社は、お客様が抱える体の不調を改善するだけでなく、地域社会に向けて、赤ちゃんカフェや貸会場「ありがとうビル」、地域医療のための駅前医療モールなど様々なサービスを提供しています。「眠り」を最重要視して独自の寝室である『究極の寝室』(特許第6466492号)を開発した同社に、家づくりの想いをうかがいました。

取材・文 = 竹葉理子(新建ハウジング)

 

お客様の健康を回復したい

築8年になるという早稲田ハウスさんのモデルハウス「一日わが家」(新松戸モデルハウス)。玄関に足を踏み入れると、木の香りがふわっと広がります。「あえてスリッパを用意していません。どうぞそのままお上りください」。金光社長に案内していただいた通り上がり框を上ると、宮崎県産飫肥杉が生かされた床の感触が足裏から伝わりました。

「一日わが家」

 

それまで“普通”の家を建てていた早稲田ハウスさんが「健康住宅」だけを建てる専門店として新たな方向性を打ち出したのには理由がありました。あるお客様の娘さんが様々な刺激に敏感で、その場の環境によってアレルギー反応が起きることに悩まされていました。そこで金光社長は、新しく建てる家の室内環境に配慮し、何とか改善することができないかと思ったそうです。

 

ちょうどその頃、他社のお客様の赤ちゃんが、新しい家にアレルギー症状が改善したという話を聞きました。そのお客様に直に会いに行った金光社長。聞けば、どこに行ってもその場の空気に敏感に反応し泣き出していた赤ちゃんが、その住宅会社のモデルハウスでは、説明を聞いている約3時間ずっと眠っていたということでした。「これだ!」と思った金光社長は、空気のきれいな「健康住宅」を建てることを決意します。当時、創立30周年を前にして、従来通りの事業では会社の未来は見えないと考え、新たな家づくりを模索していた時期であったことも金光社長の決意を後押ししました。

 

同社が提供する「健康住宅」とは「住めば住むほど、住んでいる人が元気になる住宅」(金光社長)。地面に炭を埋めて土の質を改善し、基礎にも炭を塗る。そして建材は自然素材を採用する。「正直、改善する確証はなかった。でも、他に良い方法がなく踏み切った」と当時を振り返ります。この時の決断が、お客様の家族をアレルギー症状による苦しみから救うことに繋がりました。健康住宅に住んだ娘さんの様子は新居での時を重ねるごとに改善していったのです。

 

「nenne」風景

赤ちゃんカフェ「nenne」(松戸市上本郷)/モデルハウスをママと乳児が楽しめるカフェとして新たに利活用している場。毎月およそ100組もの新会員が登録する人気ぶり。会員規約を整え、体に優しい食材を生かした食事メニューも用意している。「健康住宅」の良さは赤ちゃんこそ敏感に感じ取れるのかもしれない。

 

 

一日の始まりは、夜眠るところから

それ以降、「健康住宅」だけを提供し続けている早稲田ハウスさんですが、さらに独自の提案をそこに盛り込みました。『究極の寝室』と銘打ったこだわりの寝室です。金光社長は「家を建てる時、お客様のこだわりの優先順位が高いのはLDK。それから水回りなどを決めて、最後の方に寝室となる。優先順位が高いところから予算を使っていくから、寝室を考える頃にはもうお金が残っていない(笑)。そして『どうせ、寝るだけだから』なんてことになります」とお客様がプランを考えるときの様子を説明してくださいました。

 

「当社で家を建てていただいたお客様のご意見を丁寧に聞いていて、ある共通点が見えてきた」と金光社長はいいます。“アトピー性皮膚炎が改善した”“喘息が良くなった”など、それまで体の不調を抱えていたお客様の家族が健康を取り戻したという嬉しい感想が多い中、それぞれの意見や感想から“よく眠れるようになった”という言葉が最も多いことに気付きます。

 

金光社長は「一日の始まりは朝ではない。夜、眠るところから始まっている」と強調します。“どんな眠り”で睡眠をとったのかで、翌朝の体調が変わり、食欲が変わる。その日一日の過ごし方が変わる。眠りの“質”がポイントで、重要なのは「寝室」であるということを、お客様のご意見からいただいた。こうして、早稲田ハウスさんならではの「究極の寝室」が生まれました。

 

究極の寝室

「究極の寝室」/炭で塗られた天井、調湿効果が高い「稚内珪藻土」を使った壁が特徴。抗酸化効果があるとされるSODリキッドを室内の壁や天井に吹き付けて仕上げる

 

寝室カー外観

「究極の寝室」の展示車/トラック荷台部分の内部を「究極の寝室」にした。展示会などで活用する。

金光社長は「住宅をつくって健康を提供できるなんて思いもよらなかった。早稲田ハウスさんで建てた家で人生が変わったと言ってくださるお客様がいる。家づくりは本当に尊い仕事だと思う」と語ります。

 

お客様と一生のお付き合い

お客様が入居して2~3カ月後に、お客様とそのご両親や親戚を招いて、現場に携わった職人さん、社員も一堂に会した新築完成祝賀会を催します。祝賀会はご主人の入場から始まり、各人のあいさつ、スライドで施工過程を振り返るなど結婚披露宴さながらで、大変盛り上がるそうです。

祝賀会入場2

 

「家は建てて終わりではない。そこからお客様との一生のお付き合いが始まる」と話す金光社長。そして「“家を建てる”ということの意味をしっかりと考える必要がある。家を建てる時は、仕事や経済面、家族との関係などが、お客様の人生で最も良い時期。私たちの仕事は、その時期のお手伝いができるのです」と微笑みながら語ってくださいました。

 

お客様からありがとう修正

 

お客様それぞれの家づくりに感動がある。その感動を金光社長はもちろん社員、職人さん皆で味わうことが早稲田ハウスさんの家づくりです。

 

お施主様からプレゼント

お客様からの贈り物

 

 

最後に、JHSで良かった!というエピソードはありますか?

田口設計室長:工事会社さんとの取引の中で書類上に問題があり、困った経験があります。その時、JHSさんはすぐに現地のサンプルを採取する地質調査を行ってくれました。その迅速な対応のおかげもあり、無事解決に繋がりました。親身になって、解決に導いてくれることはありがたいです。お客様の大切な家づくりを共にするパートナーとして信頼しています。

 

田口様江川さん

左より設計室長 田口巌さん、JHS江川雄介

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JHS LIBRARY 編集部

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