2018.09.13住宅会社リポート

すまい倶楽部さん|ドローンで、動画で、顧客ファースト提案

田子さん

ドローンを真剣な面持ちで操縦している田子さん

 

家づくりへのこだわりを顧客に知ってもらい、住まい手の暮らしの満足度を高めるため、あらゆる「伝え方」を駆使するすまい倶楽部さん。

取り組みを説明してくれた取締役常務の田子浩彰さんの言葉の端々に「顧客ファースト」を掲げる会社の姿勢がにじみ出ます。

取材・文 = 松本めぐみ(新建ハウジング)

 

玄人の家づくり

「お客様が玄人(くろうと)であればあるほど、うちの会社の良さがわかってもらえるんですよ」と田子さんは笑顔で話します。自社がコンセプトとする『はやく帰りたくなる家』を顧客にわかりやすくていねいに伝えます。「どんなに隙間なく断熱材を詰めても、独りでごはんを食べたら寒い家になる。家は性能だけであったかさが決まるわけじゃないんです」と田子さん。家づくりにかける熱い想いを語ります。

 

YouTube動画でリアルな空間体験を

より深く自社のコンセプトを顧客に理解してもらうため、伝え方に工夫を凝らします。伝え方へのこだわりは、顧客に寄り添う姿勢の表れです。中でも、田子さんが撮影・編集までも手がける「YouTube動画」は絶大な効果を発揮しています。

チャンネル

すまい倶楽部が持つYouTubeのチャンネル。動画登録数は60件を超える。

 

この動画を見せるのは、契約前の打ち合わせ段階のお客様。土地を探している人には、要望に合う土地に田子さんが実際に訪問し、コメントを交えつつドローンや車載機材などを用いてあらゆる角度から土地を撮影。レポート動画として提供します。

ドローン

土地の撮影などに使用しているドローン。安定した飛行が可能(国交省の飛行許可承認申請済み)。

 

ドローン土地

ドローンで俯瞰撮影した実際の土地

 

車載カメラ

敷地調査など、YouTube動画撮影時に使用している車載カメラ

 

プランニング段階の顧客には、ドローンによる撮影や3D映像を組み合わせた動画でアプローチ。対象区画をドローンで俯瞰撮影したシーンから始まり、土地に近づいた所でゆっくりと3D映像に切り替わります。カメラは家の中へ入り込み、実際に歩いているかのような目線で幸せな家族の生活を映し出します。動画を通じて完成後のリアルな暮らしぶりを疑似体験してもらうことができ、窓の位置や部屋の広さなど、具体的な話が伝わりやすくなります。

 

3D街並み

同じ位置に3Dで立ち上げた町並み

 

ツールは“引き出し”顧客に合わせた組み合わせ

「伝えること」に情熱を注ぐ田子さんの成約率は、なんと5割を超えているそうです。ドローンの操作や3D 映像の制作、動画の編集なども、田子さんは全て独学で覚えました。田子さんのすごいところは、それらのテクニックを駆使して、顧客に合わせてつくること。それはほとんど“作品”と呼んでいいレベルです。「ソフトを使いこなして良い動画をつくるだけなら、それを制作する専用の会社を立ち上げた方がいい。お客様と家づくりへの想いをベースに自分でつくるからこそ、お客様が納得してくれる、時には感動してくれるプレゼン動画がつくれると思っています」と田子さんは話します。

 

打合せスペース

本社打ち合わせスペースには60インチのモニターを設置。ドローン映像や3D動画などを大画面で楽しむことができる。

 

土地柄に合った家づくり

東日本大震災以後、同社の家づくりは大きく変わりました。同社が提案する「セミオーダープラン」は、全54種からなる半規格型住宅。それらに使用されている内装建具は、全て引き戸。地震発生後、家具が開き戸(ドア)に倒れ込み開けられず逃げ遅れた人が多くいた経験に基づいています。

同社が拠点を置くいわき市は、細かく12種類に分けられたゴミ分別を実施しており、ダンボールに至っては月1回の回収のみ。他の土地なら少なくて済むゴミ箱スペースも、いわき市では足りなくなります。

パントリー提案

いわき市の暮らしに合わせ大容量パントリーを提案。(下図冊子より抜粋)

「Amazonなどでよく買い物するいわき市民にとって、ダンボール置き場がないことは致命的。そういったお客様には保管庫の拡張をおすすめしています」(田子さん)と、地域の暮らしを徹底的に考え抜いたプランを提案します。

 

空間

広々とした空間を確保し、ゆとりのある生活を可能に

こういった土地ならではの家づくりの方法は、「これから住まいづくりを始める方に」と題した冊子にまとめてあります。いわき市で家を建てるだけでなく、まさに「暮らしを始められる」と言っていいほどの情報が詰まった冊子で、他の工務店から「欲しい」と言われるくらいの仕上がりです。

冊子-

「これから住まいづくりを始める方に」など顧客へ向けた冊子も充実

 

お客様の気持ちを『主観的に』見る力

すまい倶楽部は、いつでも顧客目線で家づくりを考えています。中でも得意とするのが、“男前”な目線の趣味の家づくり。バイクが趣味だという田子さんは、自宅にガレージを設置したときの経験を交えながら顧客に提案します。「ガレージを出てすぐスロープにしてしまったのですが、ここにバイクを1台だけ出せるフラットな置き場があれば、一旦とめられてなおよかった。自分もこうした失敗を経験しているからこそ、お客様に失敗させないよう適切なアドバイスができるんです」と田子さんは自信を持って話します。

ビルトインガレージ

田子さんの自宅。バイク乗りなら一度は憧れるビルトインガレージだ

ジャパンホームシールドとともに、今後もエンドユーザーに向けた提案を続けるというすまい倶楽部。地元いわき市への熱い思いを胸に、これからもお客様にぴったりの家づくりを支えていきます。

 

田子さんお店の前

すまい倶楽部取締役常務の田子浩彰さん

 

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JHS LIBRARY 編集部

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